
新人の現場監督さんは日々続く工事の中で何をしたらいいのかわからなくて悩むことがあると思います。
また職人さんとのコミュニケーションも重要です。
工事内容を理解しやることを明確化して頑張っていきましょう!

\ この記事はこんな人におすすめ /
- 現場監督を目指している人
- 現場監督が何かわからない人
- 現場監督になりたての新人さん
- 土工事が何かわからない人
Contents
土工事ってどんな工事?
建物の基礎をつくるために土を掘る工事のことです。
また基礎が出来た後周囲を埋め戻す工事も含まれます。
外構工事の工作物でも規模は小さくなりますが同じ事をします。

どんな職人さんが工事するの?
いわゆる土工さんと呼ばれる人達です。
気さくで自由な人が多いですね。
現場には車に乗り合わせでくる事が多いので多人数の場合1人だけ残業するとかは出来ないことがあります。
他の現場にも迎えに行く場合があるので終わる時間が早くなる場合もあります。
基本17時終了でそれ以降は残業手当をつけてあげなければいけません。(常用の場合)
他にも土留が鋼製横矢板工法の場合の横矢板入れや地業工事、コンクリート打設に軽作業や外構工事も作業されます。

工事前に用意し活用する資料
土工事施工計画書・残土搬出計画・掘削図を用意し活用していきましょう。
工事で使う工具や重機
ゼネコンが用意しておくもの
レベル・トランシット・スタッフ・水糸・釘・大ハンマー・スプレー・ジェットウォッシャー・水中ポンプを用意しておきましょう。
協力業者さんが用意しておくもの
水平器・ハンマー・手のこ・丸のこ・角すこ・けんすこ・ダンプカー・ユンボを用意しておいてもらえます。
確認しときましょう。
土工事でのチェックポイント
品質管理のチェックポイント
範囲や高さが施工図通りもしくは許容範囲かを必ず自分の目で確認しましょう。

工程管理のチェックポイント
ダンプカーが1日何台何回搬出出来たかをガードマンか施工者に控えてもらい、掘削数量と比べて何日かかるかを読みましょう。

安全管理のチェックポイント
掘削法面が崩れないかどうか
職人さんが作業しているところに崩れてきたら大変危険です。
特に雨が降って土が緩むと崩れやすくなります。
ブルーシートで覆っておきましょう。
重機と職人さんが接触しないか
重機が周囲の職人さんに気付かず動いて接触したら最悪死亡事故になります。
立ち入り禁止措置などして接触できないよう対応しておきましょう。
掘削場所周りのから落ちることはないか
掘削深さにもよりますが、周囲から転落しないよう手摺を設けるなどしておきましょう。
公衆面でのチェックポイント
ダンプが現場を出る前にタイヤをジェットウォッシャーで必ず洗ってもらいましょう。
近隣の道路を汚した場合迷惑がかかるのはもちろん、掃除するのむっちゃ大変で余計な時間が発生します。
記録する工事写真
根切り高さ・掘削状況・土搬出状況の最低この3種類は撮影しておきましょう。

【新人現場監督必見!】初心者向け‐土工事の施工管理‐1級建築施工管理技士が解説!!のまとめ
この記事では土工事の期間中アレコレを紹介しました。
\ この記事のまとめ /
メモ
- 土工事は土を掘ったり埋め戻したりする工事!
- 土工事を施工するのは土工さん!
- 土工事に必要な資料は施工計画書・残土搬出計画・掘削図!
- 土工事で使う道具にはゼネコン・協力業者それぞれ用意するものがある!
- 土工事のチェックポイントは範囲や高さ・進み具合・危険個所・現場周辺への考慮!
- 土工事で必要な写真は根切高さ・掘削状況・土搬出状況!
ここで紹介したのは新人さん用のほんの一部の事例です。
大事なのは“これをやったら終わり”ではなく“継続して維持をし、さらにより良い方法を考え続ける”ことです。
この記事が新人現場監督さんの参考になれば嬉しいです。
次の工程は地業工事です。
-
-
【新人現場監督必見!】初心者向け‐地業工事の施工管理‐1級建築施工管理技士が解説!!
続きを見る