初めて現場に配属された新人現場監督さん、工程表見せられても現場説明書見せられても

てなりますよね?
当然です、何も知らないんですから。
一般的には業務をこなしながら順番ややり方を覚えていきますが、途中で他の現場に配置換えとかで現場の最初から最後まで経験することは中々できませんし、全体を理解するまでには時間がかなりかかります。
この流れの中で自分がどこにいるのか確認しながら覚えましょう。

- 現場監督を目指している人
- 現場監督になりたての新人さん
- 建築工事に興味がある人
\ この記事でわかる事 /
- 工事開始前の準備期間にどんな事をするかがわかる!
- 工事が始まって基礎工事の期間にどんな流れで工事が進むのかがわかる!
工事開始前準備時期
近隣説明会開催

工事を開始する前に現場周辺に住んでおられる方(近隣住民)さんにどんな建物が建ちどんな工事をするのかを説明する会を開きます。
遣り方・縄張り

現場のどこに建物が建つのか実際に敷地に建物のかたちをロープで張って表します。

地鎮祭

工事中に事故が無いように施主・設計事務所・ゼネコンが参加して地鎮祭を行います。

仮囲いの設置工事

工事に先駆けて工事エリアに関係者以外が入れないように囲いを設置します。

地質調査(ボーリング)工事

設計段階で行っておられますが、工事前に調査をし支持地盤の深さや地下水のある深さが設計通りか確認します。

工事開始
地盤改良工事

地業工事に分類されますが、地盤改良杭を施工する場合最初に行います。
土留め工事

掘削深さが深い場合周辺の敷地が崩れないよう土留めを行います。

掘削工事

基礎を作るために土を掘っていきます。
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【新人現場監督必見!】初心者向け‐土工事の施工管理‐1級建築施工管理技士が解説!!
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砕石地業~すてCON打設工事

掘った後掘削面を固める工事です。砕石を敷き詰めて転圧した後、すてコンクリートを打設します。
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墨出し
すてコンクリートが乾燥して固まったらその上に通り芯を描き、通り芯を基準に躯体図を参照しながら躯体の線を描きます。
これを元に基礎配筋及び型枠や打ち込みものを施工していきます。

基礎足場設置工事

規模にもよりますが、基礎工事を行う間の仮設通路を設置します。
アンカーセット

鉄骨造の場合、基礎配筋の前にアンカーをセットしておきます。
基礎配筋工事

墨を基準に基礎の配筋をしていきます。

基礎型枠工事

基礎の配筋が出来たまわりに型枠を建込んでいきます。

基礎コンクリート打設工事

配筋検査に合格したら型枠の中にコンクリートを打設していきます。

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基礎型枠解体工事
コンクリート打設後、規定日数養生してから型枠を取り外していきます。
基礎足場解体工事
基礎足場を設置していた場合このタイミングで解体します。
基礎埋め戻し工事
型枠解体完了後、セパレーター穴の処理をおこなってから埋め戻していきます。

【新人現場監督必見!】建築施工管理『準備~基礎工事』工事の流れ!1級建築施工管理技士が解説!!のまとめ
この記事では一般的な工事(工事開始の準備時期~基礎工事終了まで)の流れを簡単に紹介しました。
\ この記事のまとめ /
- 準備期間では近隣説明会・遣り方縄張り・地鎮祭・仮囲い・ボーリングを行う!
- 工事開始からの順番は地盤改良→土留め→掘削→地業・すてCON→墨出し→基礎足場→アンカーセット→基礎配筋→基礎型枠→基礎コンクリート打設→型枠解体→基礎足場解体→埋め戻しで行う!
次は
RC造(鉄筋コンクリート造)躯体工事
S造(鉄骨造)躯体工事
で確認していきましょう。